愛知県豊田市は2日、市内の製造業の事業所で、従業員40人が新型コロナウイルスに感染し、市内6例目のクラスター(感染者集団)が発生したと発表した。同市では過去最大規模のクラスターで、事業所では初めて。1日あたりの発表数でも、1月7日の29人を上回り過去最多となった。
市によると、事業所の従業員5人が3月31日、体調不良を訴えて市内の医療機関を受診した。コロナ陽性と判明したため、従業員全員に1日、PCR検査を実施。10代女性2人、20代の女性10人、男性5人、30代の女性20人、男性2人、40代の男性1人、計40人の感染が分かった。従業員数は100人未満で、数十人が検査中。重症者はいないという。家族ら濃厚接触者の調査も進めている。
市によると、事業所ではマスクの着用、消毒の実施、従業員同士の間隔を空けるなどの対策がされていた。感染経路は不明だが、従業員がともに昼食を取る機会などはあったという。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル